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みなさん、こんにちは♪
星と気学の鑑定士 たけりおです✨
本日は、「土星」をピックアップした内容をお届けします🪐
厳しくも成長を促す星「土星」
土星は「制限」「限界」「構成」「規則」「型にはめる」「形にする」といったキーワードを持つ星です。
木星が「ラッキースター」と呼ばれるのに対し、土星にはどうしても厳格で重たいイメージがつきまといます。
私自身もかつては、土星を「困難な試練を与える星」としてネガティブに捉えていました。
しかし、星のエネルギーを意識するうちに、土星は「私たちがステップアップするために欠かせない存在」であると気づき始めています。
かつて土星に振り回されていた私が、土星と対等に生き、そして愛せるようになるために、この文章を書きました。

土星は「進路指導の先生」
私のイメージでは、土星はまるで中学校や高校の進路指導の先生のような存在です。
進路指導の先生といえば、厳格で真面目、時にちょっと怖い印象がありませんか?(もちろん、学校によりますが…笑)
でも、生徒が次のステージに進むために、必要な課題や道標を示してくれる大切な存在でもあります。
例えば、進路指導の先生が出す宿題をコツコツこなしている生徒は、将来に向かって着実に前進できます。一方、「面倒だから」と後回しにしていると、いざ進路を決める時になって困ることに…。
土星も同じように、私たちに「成長のための課題」を与えます。それに取り組むかどうかで、未来が大きく変わるのです。

土星の課題を知るには?
では、土星が示す「成長の課題」はどのように見つければいいのでしょうか?
ここで重要なのが、「現在運行中の土星がどのハウスにあるのか?」という視点です。
占星術では、生まれた瞬間のホロスコープ(ネータルチャート)とは別に、現在の天体の配置(トランジット)も重要視します。
土星は約2年半ごとに一つの星座を移動し、12星座を約30年かけて一周します。
この約2年半のサイクルごとに、私たちが向き合うべき課題が切り替わっていくのです。

成長テーマの算出方法
成長のテーマを見つけるためには、以下の2つの方法があります。
〔例〕
自分のホロスコープ(ネータルチャート):2000年1月1日12時00分東京生まれ
現在運行中のホロスコープ(トランジット):2025年3月23日17時00分東京都
① トランジットの土星に注目
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- ネータルチャート上で、トランジットの土星(赤枠内緑色のマーク)がどのハウスにあるかを確認。
例)現在の土星が12ハウス
② 太陽星座との関係に注目
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- ネータルチャートの太陽星座をチェック。
例)山羊座生まれ - トランジットの土星が入っている星座を確認。
例)現在の土星は魚座 - ネータルの太陽星座からトランジットの土星の星座まで、反時計回りに数え、何番目の星座かを確認。
例)山羊座 → 魚座は3番目 → 3ハウス
どちらか一方でも十分ですが、両方のハウスが関係する場合もあるため、併せて見るのがおすすめです。
土星の宿題にどう向き合うかで、未来は大きく変わります。
厳しくとも、私たちを成長させてくれる「進路指導の先生」として、土星を味方につけていきましょう!
ハウス別ステップアップ術
ここからは、ハウス別の成長ポイントをご紹介します。
キーワードも参考にしながら、自分にきている課題は何か?どの課題に取り組んでみよう?と参考にしてみてください。
1ハウス
- 自分の弱さと向き合い、受け入れながら成長する
- 健康的な体づくりを意識し、継続的に取り組む
- 人に与える印象を洗練し、自分らしい魅力を磨く
- 理想の行動パターンを身につけ、主体的に生きる
- 自分の軸を確立し、ブレない生き方を築く
- 自己管理を徹底し、責任感を持って物事に取り組む
🪄Key word
自分自身・身体的特徴・第一印象・外見・先天的な性格・行動のクセ・アイデンティティ
2ハウス
- 自分の才能を活かして収入を得る
- 新たな収入源を開拓し、現状の収入の見直しを行う
- スキルアップのために時間とお金を積極的に投資する
- これまでの価値観を見直し、より自分に合った形にブラッシュアップする
- 健康や体力を向上させるための習慣を取り入れる
- 自分にとって本当に価値のある持ち物や所有物を厳選し、満足度を高める
🪄Key word
お金・所有・持ち物・価値観・スキル・才能・富・財源・経済力・資産
3ハウス
- 実生活で活かせる知恵や知識を身につける
- インプットとアウトプットを繰り返し、学びを深める
- SNSやブログでの発信活動に挑戦し、思考を言語化する力を養う
- 近所や隣人との交流を増やし、身近な人間関係を大切にする
- 兄弟や従兄弟との関係を深め、絆を育む
- 国内旅行を通じて好奇心を満たし、視野を広げる
🪄Key word
知識・情報・発信・初等教育・兄弟姉妹・ローカル・移動・コミュニケーション
4ハウス
- 自分の土台を築き、安心できる居場所をつくる
- 地元での活動を広げ、基盤を強化する
- 住環境を整え、心地よい暮らしを実現する
- 理想の家庭を築くために、一歩ずつ努力する
- 幼少期の経験や親との関係を振り返り、癒しと成長につなげる
- 不動産や土地に関する知識を深め、将来の基盤を固める
🪄Key word
基盤・土台・ルーツ・地元・居場所・家・家庭環境・両親・不動産・土地・晩年
5ハウス
- 好きなことを、堂々と表明してみる
- オリジナルの企画や商品を、形にしてみる
- 趣味や創作活動を地道に取り組み、深く楽しむ
- 物語や音楽、美術などを通じて、自分の世界観を表現する
- 子どもと真剣に向き合い、共に無邪気な時間を大切にする
- 失敗を恐れず、心から惹かれる人にアプローチしてみる
🪄Key word
創造性・自己表現・企画・子ども・遊び・レクリエーション・恋愛・賭け事
6ハウス
- 困っている人や求められる場に、誠実に奉仕する力を養う
- 職場や社会の中で、自分の役割をきちんと果たす
- 自分に合った働き方や環境を見極め、一歩を踏み出してみる
- 仕事と健康のバランスを見直し、無理のないペースを整える
- 食事や生活習慣に意識を向け、健やかな身体をつくる
- 生活リズムやルーティーンを整え、暮らしの質を高めていく
🪄Key word
奉仕・義務・労働・雇用・転職・健康・病気・日常生活・ルーティーン
7ハウス
- 一対一のコミュニケーションスキルを向上させ、人間関係を豊かにする
- 人からの厳しい言葉も受け止め、自己成長につなげる
- 他者と協力することで、新たな学びや視点を得る
- パートナーシップに真剣に向き合い、より良い関係を築く
- 年長者や地位の高い人との関わりを通じて成長する
- 契約の見直しや終了を機に、新たなステージへと移行する
🪄Key word
人間関係・他者・パートナーシップ・結婚・契約・取引・配偶者・共同者・敵
8ハウス
- 財産や想いなど、受け継ぐものに責任を持つ
- 保険・相続・税金など、お金にまつわる課題を整理していく
- 配偶者や親族との根深い問題と、誠実に向き合う
- 愛や性のつながりに責任を持ち、整理する
- 他者と深く関わることへの恐れを手放し、信頼を育てていく
- 心理や精神世界への探求を通して、内面を癒していく
🪄Key word
継承・祖先・相続・遺産・税金・深い繋がり・性・死と再生・オカルト
9ハウス
- 楽観性を味方に、自分の世界やキャパシティを広げていく
- 宗教・異文化などへの理解を深め、柔軟な視点を育てる
- 専門分野への探究心を持ち、大人の学び直しに取り組む
- 海外旅行や移住などを通じて、外からの刺激を自分の糧にしていく
- 教える・導くという役割を通して、自分の思想や信念を発信していく
- 挑戦心と冒険心を大切に、日々自分をアップデートし続ける
🪄Key word
哲学・宗教・高等教育・専門的学び・遠方・出版・旅行・冒険・探究
10ハウス
- 地道な努力を積み重ね、社会的信頼や地位を育てていく
- 仕事や家庭などで、自分の役割を果たしていく
- キャリアの土台を固め、目指す方向性を定めていく
- 自分だからこその天職を模索し、自信を持って進んでいく
- 組織内で、リーダーやマネジメントの責任を全うする
- 他者からの評価を恐れず、自分の実力を外に打ち出してみる
🪄Key word
社会的立場・キャリア・天職・肩書・野心・両親・権威性・到達点
11ハウス
- 志や目標を共有できる仲間との繋がりを育んでいく
- グループやチーム活動を通して、経験を積み重ねていく
- 老若男女関わらず、交友関係をじっくり育ててみる
- 思い描く未来のビジョンを、少しずつ現実の形にしていく
- 共通の趣味や価値観を大切にするコミュニティを創り上げる
- オンラインやネットワークを活用して、自分の世界を広げてみる
🪄Key word
グループ・コミュニティ・友情・仲間・ネットワーク・希望・未来・共通の目的
12ハウス
- 潜在意識や心の声に耳を傾け、不安や恐れに向き合ってみる
- 見返りを求めず、誰かのために奉仕や癒しを施していく
- 人のサポート役や縁の下の力持ちとして、成長していく
- 匿名だからこそ届けられる想いや表現に、挑戦してみる
- スピリチュアルな世界を、日常に落とし込んでみる
- 自分と他者との境界線を意識し、自己犠牲や混沌さから抜け出していく
🪄Key word
見えないもの・舞台裏・奉仕・自己犠牲・無意識・インスピレーション・解放
土星の宿題に向き合うことで広がる未来
進路指導の先生が、将来のためにあえて厳しいアドバイスをくれるように、土星もまた、私たちの人生において“成長のための課題”を与えてくれる存在です。
けれど、その宿題を無視したり、避け続けてしまうと…思わぬ形で壁にぶつかったり、困難がやってくることもあるかもしれません。
「なんでこんなにうまくいかないの?」と感じたときこそ、土星が示す“今、取り組むべきテーマ”に目を向けてみてください。
土星は約2年半かけてひとつの星座を巡り、約30年でひと回りします。
その長いサイクルのなかで、私たちは少しずつ、でも確かに成長し続けています。
30年後には、今の自分には想像もつかない景色が広がっているかもしれません。
土星の課題は、乗り越えるための苦しみではなく、未来の自分を支える「土台」を築くためのチャンスです。
今のあなたが向き合うべきテーマは何か?
そのヒントを一緒に読み解き、次のステージへ進むお手伝いができていましたら幸いです。

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